山親爺の口上「冒険とは」

 「冒険」とはなどと、大上段に振り上げたタイトルが面映ゆいが・・・
「非日常の環境において、主人公が危険に満ちた体験をしながら困難な状況を克服する稀有な物語を指す」という解釈がしっくりくる。
 わが冒険倶楽部では、設立当初の2012年にわずか4名で細々と始めた私的サークルである。小説、漫画、映画、アニメを始め、テレビドラマ、ゲーム、演劇、演芸、歴史など様々なエンターテイメントに部員たちがドキドキした「冒険」という特異な状況を探求し、その成果を毎月一度の定例会で集い「あそこが良かった」「これが良かった」と自分勝手にガナリあっている集団なのだ。
冒険には危機的状況やリスキーな環境がつきもので、この意味ではメディアジャンルに境界はないと思っている。どんな時代になっても未知への挑戦、探検もすべて冒険と呼べるのだ。
これをワクワクドキドキしながら追体験し、倶楽部内で共有することは部員の使命であり、喜びだ。定例会での発言は、荒唐無稽と一笑に付されることもあれば、また驚嘆されることもあり、何より面白い。
こうした冒険に敢えて挑戦する人のことを「冒険倶楽部員」と呼ぶのです。
そんな部員には果てしなく大きな冒険の舞台が待っている。
未知の海域探検、険しい山々、未開のジャングル、オーパーツ、人知れず残存する文明や文化、革命、対犯罪、対国家、対組織、新らたな発明など。

「冒険」は英語だとadventure。投機という意味が強く、「山師(やし)」の意を含んでいるところが面白いけど、ラテン語ではad+venio(あることに向かって行く、あることに挑む)だそうだ。こっちの方がワクワクするよね?。

それでは、部員諸君!冒険を楽しみたまえ!