音楽にまで物語が欲しい俺って?

昔からストーリー性のある楽曲が好きだ。

よく考えてみると皆んな物語のある内容の詩と心音に近いリズムが特徴的だ。

この中で一番最初に出会ったのは、吉田拓郎だ。中学校当時フォークソングブームのカリスマとして君臨していた男だ。「旅の宿」はその頃のクリア必須の楽曲だった。歌に世界観を感じた始まりの曲だ。

フォークソングでは他には、井上陽水かぐや姫オフコース、NSP、泉谷しげる荒井由美久保田早紀渡辺真知子など数え上げるとキリがない。

次のブームはバンドだ。サザンオールスターズに、シャネルズ、オリジナルラブシングライクトーキング、そしてなんと言ってもBEGINだね。いまの沖縄民謡調の歌ではなく「Blue Snow」というブルースのクリスマスソングだ。気に入って一年中歌い続けて飲み屋のネーチャンに顰蹙を買ったのを覚えている。

次に出会ったのは新名リンゴだ。この世界観は何だとショックを受けた「歌舞伎町の女王」をカラオケでよく歌った。その頃はまだ女の曲を男が歌うことが珍しかったので奇異な目で見られていたようだ。

最近はトリビュートアルバムが出たり、デュエット曲をたくさん出して化学反応の激しい楽曲が多く楽しい。特に「獣ゆく細道」は秀逸だ。おじさんには難しくて歌いこなせないのが難点だ。ははは。。。

次はずっと飛んでレキシだ。出会いはmtvの番組で「KATOOKU」を聞いたこと。コミックソングは大好きだし、日本のミュージックシーンを語る上で無視できないほど、実力者をたくさん輩出している世界でもある。 しかしレキシはちょっと違う。ふざけた歌詞なのに、ジンジンくるほどかっこいいのだ。

そして最後に米津玄師。アイネクライネ、ルーザー、ピースまではぼんやり聞いていたが、「Lemon」で完全に俺の心に突き刺さった。今は、気がつくと「馬と鹿」をいつまでも口ずさんでいる。