2019年11月13日冒険倶楽部定例会

冒険倶楽部は、2011年に発足してから、定期的に定例会と称して「飲み会」を開いて
いる。

昨夜も定例会を新宿花園神社近くで開催した。

 

定例会では、部長自らが作成する「不撓不屈」という機関誌を作成している。

毎回テーマを決めて部員から投稿を受付けて定例会で配布しているのだ。

 

今月のテーマは「サバイバル」。

しかし投稿が振るわずに、私と事務局の二人の意見交換会のような記事になった。

 

定例会を始めてみて気が付いたのは、サバイバルって戦争ものか、SFが多い事だ。

戦争ものに関しては、話が盛り上がらない。。。

なぜかと言うと実はベースの話が多くて、なまなましく暗い雰囲気になることが多い
のだ。

 

しかしその時に出たSFについては盛り上がった。

一般に「SF」と呼ばれる分野は、実は広大だ。

ただ単にロボットが出るだけでもSFだった時代は過ぎ去った。なぜならすでにロボッ
トは空想の域を超えてしまったからだ。

想像を超える何かに惹かれるのは当然だし、その世界に冒険をしてみたいと思ったこ
とは何度もある。

 

またSF小説のすべてが科学的に証明されているかと言えば、そうでもない。

「可能性がある」といった程度の理論でも十分で、そこに空想が加わることで物語世
界が大きく広がっていくのだ。

 

最初は、漫画「サバイバル」(さいとうたかを)の話から、「ドラゴンヘッド」「漂
流教室」と流れていき、漫画から映画になった。

「BIOHAZARD」「28日後」などバッドエンドを迎えた(迎える)世界のサバイバルが
多いことに気が付いた。

 

なぜこれらの創作者はハッピーな未来を描けないのかという議論になっていった。

確かに前述した作品は少なくともハッピーとは言えない。

そもそもハッピーな未来を描いた作品はあるのか?

 

次々にあげる作品はほとんどがバッドエンドばかりで暗くなりかけた時・・・

鉄腕アトム」を思い出した。

 

悪人は出てくるけどアトムの世界は、手塚治虫の考えた理想郷であったはずだ。(そ
うでない設定の作品世界もあったが…)

すると他の部員から、「ドラえもんも」、「スタートレックは」と次々と作品が出始
めて未来も捨てたもんじゃないぜと思わせてくれた。

 

いつものことながら、酔っぱらいの戯言で、話ののパラドクスに入り込み、酩酊も手
伝った濁声を張り上げるのは、タイムトリップの話だ。

話がどこに行くのか見当もつかない…それも面白いがね。

 

そんなとき最古参部員から「タイムマシンがなつかしい」と話が出た。

そこから派生してタイムリープものに転がっていく。

ターミネーター」から始まって、「猿の惑星」まで遡り、私の「浦島太郎伝説」に
行きついた。

 

なにかで見たのだが、浦島太郎はタイムリープを扱った日本最古のお話しであると言
われている。

アインシュタイン相対性理論によるタイムリープの現実性が冒険倶楽部員の熱い
ハートに火をつけて、喧々囂々の大論戦の夜であった。

 

勿論、冒険倶楽部は”暴言倶楽部”でもあるので、何を言っても買わないし、どう思
おうと結構だ。

そして興奮で熱を持て余した私は数人の部員と共に、夜の新宿ゴールデン街に消えて
いったのだ。